2025-09-27

見渡せば花ももみじもなかりけり 浦の苫屋の秋の夕暮れ 藤原定家

見渡すかぎり何もなく、苫屋があるだけだが、「花ももみじもない」と表現した秋の風景を詠んだ和歌である。
ただし、「花ももみじもない」と詠むことにより、聞く者に、桜や紅葉が浮かべさせてしまうところがスゴイ!
引き算の美学?
先人に学ぶことは、まだまだたくさんあり過ぎる!

 

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