2023-11-07

おじさん、危ない①

Written by 川島大河

最近のおじさん、危ないと思う。

パンパンの黒いリュック(一体何が入っているんだろう)、黒いスニーカーにシルバーヘアの出で立ちで、とっても早歩きな感じの、リタイアした年齢層風の方が多いが、何だろう、多分、自分の目的に対してまっしぐらなんですよね。

これだけ聞くと、何が危ないの?と思うかもしれませんが、目的を遂行(大袈裟)するために、回りの人たちは関係ない(邪魔)なんですよね、きっと。

だから、自分の歩く先に夾雑物(人とか)がいたとしたら、それはヒョイと出てきた敵キャラみたいなもので、多少ぶつかったって(自分の中では)大丈夫。だって、それは自分の行く手を妨げた邪魔者なんだから。

電車でドアが開くと、誰よりも先に突出して、ダッシュで駅の階段を駆け下りる(または、駆け上がる)。何かと競争をしているのかなと思うくらいの速さだったりします。

最速で最終目的地点に向かったビジネスマン時代の名残りなのでしょうか。それとも、誰からもあまり顧みられなくなってしまった自分の顕示欲なのでしょうか。

でもこれが知っている人たち(友人、ご近所さん)の中だと、違うんですよね、きっと。社会の中の一員としてしっかり存在することができているはずだと思うんです。お話をすると、きっと良い人だったりするはずだと思うんですよね。

暴走しない(溜め込んで爆発することのない)人にならないように、回りにいる人はみんな友だちと思えるような心持ち、将来的なビジョンをきちんと見据えることができるような和の想いを共有できるとイイなとか思ったりしています。

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